管理人のイエイリです。
ドローン(無人機)を自律飛行させるためには、ドローンの現在位置を把握することが求められます。
屋外飛行の場合はGNSS(全地球測位システム)が使えますが、屋内飛行ではその手段が使えません。
そこで建機レンタル会社のアクティオ(本社:東京都中央区)は、竹中工務店、カナモト(本社:北海道札幌市)、センシンロボティクス(本社:東京都渋谷区)とともに実験を行い、
ナ、ナ、ナ、ナント、
BIMモデルとカメラ映像
によって、屋内での位置把握をしながら自律飛行させる実験を行い、成功したのです。(詳細は、2021年7月28日付けの当ブログ記事を参照)
ルート設定に建物のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)モデルを使うことにより、ドローンの自己位置と飛行ルートの照合を直感的に行えるメリットがあります。
この実験成功を踏まえて、アクティオは2022年2月1日に、建設中の建物の進捗管理や、大型商業施設の巡回点検などを行う
「BIM×Drone」サービス
を開始したのです。(アクティオのプレスリリースはこちら)
使用する機体は、屋内外自律飛行システムを搭載した「ACSL Mini」です。まずは有償の「技術実証試験」を行い、ユーザーが想定する運用方法にマッチするかを判断し、いけそうな場合はその後に運用テストを経て、本格運用までをサポートします。
技術検証試験の費用は、90万円からとのことです。
アクティオがこうしたビジネスを立ち上げたことで、現場の屋内外をドローンで巡回し、進捗状況などを把握する新しい施工管理を、どこの会社でも導入しやすくなりそうですね。
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