管理人のイエイリです。
建機レンタルの大手、アクティオ(本社:東京都中央区)は、建築現場でガラスや建材パネルを設置するための自走しアーム型機械、「グラスワーカ―」のレンタルを、2023年1月11日にスタートしました。
上の写真を見ると、多数の「赤い丸」が配置されています。これは何かというと、
ナ、ナ、ナ、ナント、
ガラスを吸い付ける
吸盤なのです。(アクティオのプレスリリースはこちら)
「グラスワーカー」 は、建物のガラスや建材パネルを吸盤で吸着し、そのまま窓枠や壁面にはめ込むことができる、遠隔作業用機械です。
GW625/GW1125は自走式で、ブームの上げ下げ、伸縮、首振り(縦横左右)、旋回ができます。また、UPG1200は、クレーンなどでガラスなどを吊り上げ、はめ込む作業が可能です。
全機種とも、吸着している部分が真横に水平移動するため、はめ込む際に微調整が可能です。
リモコン操作のため、取り付け場所のすぐ近くで操作ができ、効率よく設置が可能です。
“吸い上げ能力”は、吸盤1個当たり100kgです。GW1125やUPG1200は、12個の吸盤がついているので、約1200kgを吸い上げることができます。
吸盤を使うと聞いて、心配なのは作業中に停電が発生したとき、取り付け中のガラスなどが落下しないかということです。
アクティオのカタログを見ると、各機種とも
バッテリーを内蔵
しているようですので、突然の停電でも安心のようです。
アクティオでは、各社と連携して現場で使いやすい建機を開発しています。
例えば、これまでクレーンで「吊り上げる」のが普通だったのを、クレーンのブームに「スーパーグリップ」という把持装置を取り付けて「掴む」ことを可能にした新たな建機を開発したりしています。(2021年11月19日の当ブログ参照)
「つかむ」ことによって、吊り具は不要になり、「吊る」に比べてより高い場所に設置できるようになりました。しかし、ガラスや建材パネルのように平らな建材は、「つかむ」が行いにくいので今回の「吸い付ける」が新手法として開発されたのでしょうね。