管理人のイエイリです。
KDDIは一般ユーザー向けにスマートフォンを使って家電を操作したり、電気使用量を確認したりできる「au HOME」というサービスを提供してきました。
こうしたシステムをさらに使いやすくするためには、住まい手のライフスタイルを実現する建築プロと、その目的に合うように住宅を制御するITサービスのノウハウを融合させることが必要です。
そこで、KDDIはau HOMEのプラットフォームを活用し、他業種のパートナー企業とコラボレーションしながら、ホームIoT(モノのインターネット)サービスを普及する「with HOME」を2018年1月からスタートさせました。
第1弾として「あんしん」「べんり」「たのしい」をコンセプトとした住宅の監視や家電の制御を行えるサービスをパートナー企業に提供しますが、その中身には
ナ、ナ、ナ、ナント、
赤外線リモコンやセンサー
など、きめ細かいデバイスが含まれているのです。
そして、各デバイスの価格もリーズナブルです。例えば赤外線リモコン(7800円。価格はauサイトより。以下同じ)は、赤外線コントローラーに対応したエアコンやテレビ、照明を遠隔操作できるものです。最近、話題の「Google Home」(別売り)と連携させると、音声でも操作が可能です。
また、スマートプラグ(5500円)はコンセントと家電のプラグの間にはさむことで、スマホから家電の電力使用量を30分単位で知ることができます。
このほか、ドアや窓、引き出しなどの開閉状態を確認できる開閉センサー(3000円)や、室内にする人やペットの動きや温度・湿度・照度がわかるマルチセンサー(5300円)、室内の映像や音声をリアルタイムに確認できるネットワークカメラ(1万0800円)、玄関ドアのサムターンの施錠状況を確認できる鍵
開閉状況センサー(8800円)などもあります。
このプラットフォームを使うと、スマホに「au HOMEアプリ」(Android版とiOS版があり)をインストールするだけで、住宅各部のモニターやコントローラーとして使えるようになります。
この「with HOME」には、工務店や賃貸住宅から鉄道、ガスなどのインフラ企業など
20社以上が賛同
しています。
「with HOME」に賛同した企業・団体の例(50音順) |
アキュラホームグループ 株式会社朝日ネット アットホーム株式会社 株式会社いろは 株式会社エイブル ASD株式会社 京浜急行電鉄株式会社 株式会社シーファイブ JAHBnet ※主宰: 株式会社アキュラホーム (全国の工務店・ビルダーによるネットワーク) 株式会社SenSprout タマホーム株式会社 中部テレコミュニケーション株式会社 株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 株式会社テンフィートライト 鳥取ガス株式会社 ナイスコミュニティー株式会社 日本ネットワークイネイブラー株式会社 ビッグローブ株式会社 伏見管理サービス株式会社 富士通株式会社 株式会社プレステージ・インターナショナル 三菱地所ホーム株式会社 リストデベロップメント株式会社 |
このうちアキュラホームは、「with HOME」を使って、ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)仕様の「MIRAI ZEH-NEO」を開発し、1月2日から3月31日まで発売しています。
老若男女、様々な人が暮らす「住宅」というくくりの中で、IoTによって「あんしん」「べんり」「たのしい」という課題を考えるのは、とても有意義なことだと思いました。