管理人のイエイリです。
嵐のときは風雨から家を守り、穏やかな天気のときはフレッシュな空気を取り入れる---住宅の窓シャッターを上手に開閉させることで、室内に安心、安全、快適をもたらします。
しかし、天気に合わせて窓シャッターを開け閉めするのはとても手間がかかりますね。そこで注目したいのが、住宅用エネルギー管理システム(HEMS)の進化です。
文化シヤッターの電動窓シャッター「アドマスター・スマートタイプ」は、2015年からパナソニック製の「スマートHEMS」の中核機器である「AiSEG2」と以前から連携し、AiSEG2のモニターで他の設備と一元管理できるほか、外出先からもスマートフォンで操作することができます。
これだけでもかなり便利そうですが、さらに2018年3月21日、AiSEG2のバージョンアップにより、気象庁の気象特別警報や気象警報(暴風、暴風雨、大雨、大雪)が発令されたとき、窓シャッターが
ナ、ナ、ナ、ナント、
自動的に閉まる
機能が追加されるのです。
複数の電動窓シャッターをスマホから閉めるのに、これまでは1台ずつ個別に「閉」の操作が必要でしたが、今後は「開」の操作や「一斉閉鎖」ができるようになります。そのため、様々な生活シーンや急な予定変更にもスムーズに対応できます。
このほか、AiSEG2や文化シヤッターが提供するスマホ用アプリによって、窓シャッターの外板となる細長い「スラット」の間隔や角度を調整することで、
換気や採光の制御
も行うことができ、自然エネルギーを上手に活用して健康的でエコな生活スタイルを楽しめます。
ちなみに電動窓シャッターのお値段ですが、間口1617mm、高さ2153mmのタイプだと、「マドマスターリード スタンダードモデル」が65万6000円(消費税別。以下同じ)、「マドマスターリード
換気・採光モデル」が114万円、「ブリイユBモデル」が111万6000円とのことです。
最近、Google HOMEなどを軸とした家電のネットワーク連携が進んでいますが、HEMSも共通規格「ECHONET Lite」による他社製品同士の連携も進みつつあるようです。
両者のネットワークがお互いに進化し、さらに連携することで「住宅のIoT(モノのインターネット)化」も急速に実現していきそうですね。