ドローンとi-Conがコラボ!あのデンソーが測量機器販売の岩崎に出資
2018年4月12日

管理人のイエイリです。

デンソーと言えば、自動車部品メーカーの雄として知られていますが、今やエレクトロニクスから産業用ロボット、家庭用空調機器までを手がける総合ITソリューション企業と言っても過言ではありません。

そのデンソーは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

高性能ドローンの開発

 

も行っているのです。

 

デンソーが開発したドローンのモックアップ(写真:特記以外は河手健一氏)

デンソーが開発したドローンのモックアップ(写真:特記以外は河手健一氏)

 

デンソーが開発しているだけあって、性能は本格的です。18インチのローターを6枚搭載し、しかも可変ピッチのプロペラを搭載しています。

そのため、飛行性能は“ピカイチ”とのことで、搭載できる重量(ペイロード)は3kgもあるのでドローン用のセンサーをたくさん積んでも飛べそうです。

デンソーは測量や橋梁点検の実証実験を積み重ね、姿勢安定性や耐風性などの機体性能を向上させる一方、AI(人工知能)を活用した画像解析技術の開発にも取り組んできました。

プロペラには可変ピッチ仕様のものを採用

プロペラには可変ピッチ仕様のものを採用

ペイロードは3.0kgあり、ドローン用のカメラやセンサーなどをたくさん積んで飛べる

ペイロードは3.0kgあり、ドローン用のカメラやセンサーなどをたくさん積んで飛べる

機体の諸元

機体の諸元

そのデンソーが2018年3月末、北海道札幌市に本社を置く

 

測量機器販売の岩崎

 

に、1億5000万円の出資を行いました。その結果、デンソーの持ち株比率は5.2%となります。(デンソーのプレスリリースはこちら

岩崎と言えば、経験豊富なドローンパイロットを擁し、土木工事の現場などでドローンによる空撮や3D測量、土量解析など、i-Construction関連の業務を行ってきた実績があります。

道路工事現場でドローンの飛行を行う岩崎のパイロット(写真:家入龍太)

道路工事現場でドローンの飛行を行う岩崎のパイロット(写真:家入龍太)

ドローンと3Dレーザースキャナーによる計測データを元に作成した「北海道開拓の村」の3Dモデル(資料:岩崎)

ドローンと3Dレーザースキャナーによる計測データを元に作成した「北海道開拓の村」の3Dモデル(資料:岩崎)

今後、デンソーは高性能のドローンやAIを活用した解析技術を岩崎に提供し、高効率な測量と橋梁を中心としたインフラ点検事業の開始に向けて、岩崎と協力体制を構築していくとのことです。

それにしても、デンソーと岩崎が協業するというのは思ってもみませんでした。i-Constructionは異業種の企業同士を引きつけ、イノベーションを起こすポテンシャルを持っているのかもしれませんね。

今回、紹介したデンソーのドローンは、今日(2018年4月12日)と明日、札幌コンベンションセンターで開催される岩崎トータルソリューションフェアで展示されますので、ご興味のある方はどうぞ!

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