測量・計測

2023年1月5日
通常のGNSS測位が行いにくい山あいのダム現場で、準天頂衛星「みちびき」の電波でケーブルクレーンの精度10cm以内の測位に成功。RTK用の基準局もいらないので、現場での計測や施工の自動化に便利です。

2022年12月26日
山岳トンネルの壁面補強に使われるロックボルトの打設間隔を、タブレットで撮影するだけで計測し、帳票を自動作成できます。トンネル周方向の計測にかかる人工は2.5人工から1.25人工に半減しました。

2022年12月23日
パスコは3D計測・測量技術を生かしてメタバース事業の開発に乗り出しました。第一弾は地域創生ビジネス。実際の街並みや山、地域遺産などをデジタルツイン化し、超リアルなバーチャルツアーやなどを行います、

2022年12月12日
さくらインターネット研究所は、水上ドローンとスマホで、湖沼や河川の水底地図を作成する実証実験を行い、見事成功しました。ソナーには安価な魚群探知機が使われているようです。

2022年12月7日
リコーでは「THETA」のように、周囲の3D点群を1回の“シャッター”で計測する「ワンショット3次元復元デバイス」を開発中です。実用化されると、現況BIMモデルもスピーディーに作成できそうです。

2022年11月30日
金属製巻き尺を伸縮式ポールとして活用し、コンパクトなロボットで高さ2mまでの計測が可能に。センサーやカメラ、作業アームなどを取り付けて室内の空気環境計測や高所の点検などを自動化できます。

2022年11月16日
GNSSの人工衛星と同じ仕組みの基地局を都市内に設置し、気圧データも併用してビル内や地下での3D位置計測を行うシステムを活用し、建築現場内で十分な位置計測ができました。

2022年11月9日
小型LiDARセンサーとタブレットを測量機代わりに使って、現場で即座に空中間の距離や角度、電線の長さなどを計測できます。高所作業車などを使う従来の方法に比べて作業時間は85%も効率化されました。

2022年11月2日
人工衛星からミリ~センチ精度で地表面を計測できる「衛星SAR」という技術が進化。流域全体の土砂移動量や、地盤沈下量、斜面変動などの経時変化を把握し、データドリブンな防災が実現できる時代になりました。

2022年9月15日
地上を押して歩くだけで、地下4m程度までの埋設管を発見できます。さらに地中レーダーの波形データをAIクラウドで解析することで、地中全体を3Dデータ化でき、埋設管の現況3Dモデルを簡単に作れます。

2022年9月1日
現場のBIMモデル上に、各建機のリアルタイムな位置や杭の施工状況を高精度で表示します。その結果、打ち合わせの準備に要する時間が5分の1に減りました。重機の動きや稼働時間も記録できます。

2022年8月25日
東名高速道路の法面補強に使われたグラウンドアンカーに光ファイバーを仕込み、張力をリアルタイムに遠隔監視できます。将来は橋梁やトンネル、舗装なども光ファイバーで統合監視できそうです。

2022年8月19日
鋼製支保工にひずみゲージと送信機を取り付け、ひずみデータを遠隔監視できます。将来のひずみを早期に予測できるので、山岳トンネルの施工管理が「KKD」から「データドリブン」へと進化しました。

2022年7月22日
地中レーダーによって地中の埋設管を高精度で検知し、3Dモデル化します。埋設管の位置が正確にわかるので、試掘のやり直しや設計変更といった「試掘のムダ」を70%削減できます。

2022年6月15日
モバイルスキャン協会はiPhoneやiPadで点群計測を行うノウハウをまとめたマニュアルを無料公開。歩き方から計測範囲の大きさ、精度の検証、そしてスキャンアプリの比較までが掲載されています。

2022年6月9日
これまで目視で行っていた緑化工事の評価を自動化しました。ドローンに搭載したマルチスペクトルカメラで空撮した画像を解析し、緑化の割合を定量的に計算します。緑化工事の遠隔臨場も試行しました。

2022年5月24日
地中レーダーの反射波形をAIが解析し、埋設管の位置や深さ、材質、水の有無までを自動判定します。さらに埋設管の2D図面や3Dモデルも自動作成。しかも判定精度は専門技術者よりも高いことがわかりました。

2022年5月20日
空港などで使われる「ドップラーライダー」を使って、現場上空の風速や風向をリアルタイムに計測。天気予報との関連をAIで解析し、現場独自の「風況」を高精度に予測します。

2022年5月19日
1人測量の生産性をさらにアップする画期的なプリズムポールが登場。ポールを垂直に保持する、ポールの長さを変えたら入力する、他のターゲットに間違えてロックする、といった手作業のムダを徹底排除しました。

2022年5月16日
ふるい分け試験の代わりに、土砂をパラパラ落としながら連続写真を撮影し、画像解析によって粒径や質量を求める“斜め上”の発想です。試験時間は従来の2日以上からわずか数十分へと、100倍になりました。

2022年4月25日
大分県建設技術センターは、コンクリートや土質材料などの試験業務のワークフローを、QRコード導入によって大幅に革新。手書きや電卓による手計算を全廃しました。試験成績書の交付日数も大幅に短縮されました。

2022年4月6日
コマツ系のEARTHBRAINが、LiDAR搭載のiPhoneやiPadで使える3D計測アプリを5月に発売します。国交省も令和4年から出来形管理でスマホを使えることに“お墨付き”を与えました。

2022年3月3日
i-PhoneのLiDARで公共座標系による点群計測を行うオプティムのアプリ「Geo Scan」に、RTK-GNSSによる墨出し機能や測量機能が無料オプションが追加されました。

2022年1月12日
日本主要都市を対象に、斜め45°写真やオルソ写真、数値標高モデルなどの高解像度画像やデータを提供します。解像度はナント、7.5cmという細かさ。様々なデジタルツイン作成に役立ちそうです。

2021年12月14日
管理人のイエイリです。 最近、海洋や港湾の工事に伴う調査・計画や設計、施工、維持管理などを効率化するため「港湾DX(デジタル トランスフォーメーション)」の動きが活発化してきました。 例えば、島国である日本では洋上風力発電のポテンシャルが高く、港湾法の改正や、再エネ海域利用法の制定など、洋上風力発電 […]

2021年12月2日
管理人のイエイリです。 山岳トンネルでは、大量の出水が予想される湧水隊や、岩盤がもろくなっている破砕帯の位置や幅を、できるだけ早く把握し、岩盤の補強などの対策を行うことが求められます。 その重要な武器が弾性派探査です。 トンネルの最前線である「切羽(きりは)」で探査用の小規模な発破を行って人工地震を […]

2021年11月29日
管理人のイエイリです。 山間部の道路をドライブしていると、法面の崩壊を防ぐため「グラウンドアンカー」で固定された擁壁をよく見かけます。 アンカーという名前が付いているように、その反対側は「錨(いかり)」のように地山中に固定されており、法面上の擁壁をつなぐPC鋼線に緊張力をかけて、法面を支えています。 […]

2021年11月17日
管理人のイエイリです。 神社の境内に、トプコンの墨出し用測量機「杭ナビ(LN-150)」と思われる機器がずらりと並んでいます。よく見ると、そのてっぺんにはプリズムが載っています。 「杭ナビ」はプリズムの位置を測るのが本来の役目なのに、自分自身にプリズムを付けて何をやっているのかと思いきや、 ナ、ナ、 […]

2021年10月18日
オプティム(東京本店:東京都港区)が開発・販売する「OPTiM Geo Scan」は、LiDAR(3Dスキャナー)付きのiPhoneやiPadを使って、公共座標系による点群計測を可能にしたアプリとして注目されてます。 現場で計測した点群データを、公共座標系にひも付けるのは、RTK GNSS受信器です […]

2021年9月21日
管理人のイエイリです。 施工段階でのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)活用に欠かせないのが、バーチャルなBIMモデルをリアルな現場と相互方向に連携させて、墨出しや出来形管理、現場形状のBIMモデルへの取り込みなどを行う技術です。 そのキーポイントとなるのが、測量機器です。しかし、 […]





